川跡地区も、周辺の地域と同じように農地が広がり田園風景が残る農業主体の地域でした。時代とともに、宅地や商業施設などが増え、多くの人たちが住むようになりました。地域の自然環境も変わりつつあります。このような状況に応じて、地域の暮らしの様子も変化しています[1] 。川跡コミュニティセンターや川跡自治協会、その他の地域組織などが、 地域の人たちの安全で豊かな生活を支える施設や、地域の行事やサービスをたくさん提供しています。これらの地域活動の拠点が、川跡コミュニティセンターです。
子育てや教育などの施設として、出雲市立川跡幼稚園や保育園、児童クラブや放課後子ども教室、出雲市立北陽小学校、出雲市立第三中学校などがあります。また、北陵中学・高等学校と島根県立大学出雲キャンパスも地区に隣接してあります。島根県の基幹病院である島根県立中央病院が地区に隣接してあります。島根県立中央病院は、地域の医療機関や福祉施設などと連携して地域の医療・保健・福祉を総合的に支えています。また、地域内や地域周辺にも、多くの医療機関や福祉施設があります。スポーツ・レクリエーション施設として、斐伊川河川敷公園(武志公園)や、さんぴーの出雲、すぱーく出雲などがあります。 斐伊川河川敷公園は、多くの行事で地区外の人たちにも利用されています。また、住宅地区にはこどもたちの遊具を備えた公園が整備されています。さらに、生活の安全を支えるかわと交番が県道斐川出雲大社線(通称 大型農道)沿いの高岡町にあります。かわと交番の対象地域は、川跡・鳶巣(とびす)・高浜(たかはま)・四絡(よつがね)の4地区です。また、金融・郵便サービスなどを提供するJAしまね川跡支店や稲岡郵便局、銀行などもあります。
[1] 郷土誌川跡編集委員会編、「郷土誌川跡」、郷土誌川跡刊行会、平成3年(1991)。
2019-09-03 新規登録
2019-10-08 全面改訂
2020-11-05 一部修正
2021-03-07 一部修正
2021-03-30 公開